グロリアはキャンプの参加者のために何度もかんたんな演奏を披露していました
が、もっとも重要な演奏会は州で最大のコンサートホールである"the Palacio de
Audiencias de Soria"で金曜日の夜に開催された公開コンサートでした。有名なピア
ニストであるオスカー・ガラード(Oscar Gallardo)がグロリアの伴奏を務めました。
グロリアが「ラマンチャの男」の「見果てぬ夢」やスペインの古典から3曲、イタリ
アオペラの「ラ・ボエーム(La Boheme)」、シューベルトの「アベ・マリア」、中国の民
謡、ドリー・パートン(Dolly Parton)の「I Will Always Love You」に至る様々なレ
パートリーを歌う間、二人の呼吸はぴったり合ってすばらしい演奏でした。アンコー
ルには自分でアコーディオンを弾きながら「オーソレミオ」を含むイタリアの曲のメ
ドレーを歌いました。
その週のいろいろなイベントと供に彼女の演奏会は地方日刊紙2紙に詳しく紹介
されました。1週間にわたって、ウィリアムズ症候群に関する記事や評論や解説が9本
と写真が8枚掲載されました。さらに、4つのイベントやインタビューがテレビのロ
ーカル局を通じて放送されました。グロリアのコンサートについて、音楽評論家のジ
ュリアン・デ・ラ・ラーナ(Julian De La Llana)は、「彼女のすばらしい歌唱力と高い
芸術性は、間違いなく注目すべきレベルです。聴衆は驚嘆し、熱狂し、リサイタルを
通して温かい賞賛を惜しみませんでした。」