ハッピウィリムン:ウィリアムズ音楽キャンプ
7名の子どもたちとその家族が参加してウィリアムズ症候群の子供向けの音楽キャンプが日本で開催されました。アメリカで行われているような本格的なキャンプを日本でも開催するための試行的な位置付けとして企画・実行されました。内容は音楽療法プログラム・プロのバイオリニストによるレッスン(楽器に触れてみる)・声楽のレッスン・参加者家族によるコンサート・クッキングなどです。今回のキャンプの概要をキャンプのパンフレットから抜粋します。
(2002年6月)
−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−
ご挨拶:
近年、「ウィリアムス症候群と音楽の関わり」への関心が高まっています。その研究は認知科学・神経学などが中心で、音楽教育に関しての体系的な研究・実践はまだまだ未開拓といわれています。そのような中で、アメリカ合衆国のボストン近郊で1994年より続いている<ウィリアムズ・ミュージック&アートキャンプ>からは、子供達の音楽的な素養が開花される様子が伝えられ、日本の家族や関係者の希望の光となっています。ボストンを手本としてスペインやアイルランドでも開催されていますが、残念ながら日本ではこのキャンプは行われていません。
このたび、ご家族や関係者、若い音楽教育・音楽療法スタッフなどの熱意により、日本で初めての<キャンプ>を開催する運びとなりました。このキャンプでは、全国から集まるウィリアムズ症候群の子ども達が、お互いの存在や音楽表現を認め合い、今後生活をしていく上で、ここでの音楽経験がその一助となるように道づける事を目的としています。
最初の一歩は、春の湘南・江の島で実施いたします。今回は、継続的なキャンプに向けた試行的ものですが、全国から集まるウィリアムズの子供達・家族・スタッフの交流の場として有意義なプログラムになるよう、実行委員会一同精一杯努める所存です。
プレ・キャンプの日程
2002年4月6日(土)
午後1時 現地集合
音楽プログラム
レクリエーションプログラム
ミニ・コンサート
面談
午後6時半 現地解散
2002年4月7日(日)
午前9時 現地集合
音楽プログラム
クッキングプログラム
レクリエーションプログラム
参加者によるコンサート
午後6時半 現地解散
場所:
目次に戻る