臨床メモ:障害者にみられる特異な才能
古川哲雄
千葉西総合病院神経内科
神経内科 第59巻 第3号(2003年)、320-321ページ
Williams症候群:1961年Williamsらは、大動脈弁上狭窄のある25歳男性患者が特有の顔貌と知能低下を伴っていると記載している。それ以外の報告はすべて局所所見の記載のみであったが、1966年Myersらは、それを新しい症候群として発表した。患者は音に敏感であることは知られていたが、音楽的才能にきわめて優れていることはOliver Sacksにより指摘され、絶対音感をもっている人も多いとされている。
(2005年11月)
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