By Ursula Bellugi, The Salk Institute
Heart to Heart, Volume 16 Number 2, June 1999 page 5
この会議はローマ市(Commune of Rome)、ローマ国立保健研究所(The National
Institute of Health in Rome(CNR))、イタリアヒト遺伝子学会(the Italian Society of
Human Genetics)、イタリア小児科学会(the Italian Pediatric Society)が後援し、ブル
ーノ・ダラピッコラ(Bruno Dallapiccola)、アルド・ジアノッチ(Aldo Giannotti)、バー
ジニア・ボルテラ(Virginia Volterra)によって組織されました。イタリアのウィリアムズ
症候群協会の会長はレオポルド・トーロニア(Leopoldo Torlonia)です。会合は、ウィリア
ムズ症候群に関する最近の分子生物学と臨床的及び神経心理学的側面の進歩に焦点が置か
れました。ヨーロッパのウィリアムズ症候群協会の会合や、専門家同士、家族同士の集ま
りも行われました。
会議ではアメリカから多くの専門家が参加し講演を行いました。コーリン・モリス博
士(Dr. Colleen Morris)がウィリアムズ症候群の臨床的側面、ジュリー・コーレンバーグ
博士(Julie Korenberg)が遺伝子について述べ、アースラ・ベルージ博士が神経心理学側面
を発表しました。イギリス・カナダ・イタリア・イスラエルからも高名な専門家が参加し
ました。会合の最後には、参加した全専門家が両親からの質問に答える特別な質疑応答の
時間が設定されました。
会議の期間中には、各国を代表する両親達の代表によるヨーロッパのウィリアムズ症
候群協会の特別セッションがありました。ある国際セッションでは、各国協会の会員数・
その団体の目標、現在行っている活動、国際的関係を作り維持して行く事への関心を述べ
ていました。参加した国は、イギリス(アメリカの親の会より歴史があります)、フランス、
ドイツ、ベルギー、アイルランド、イスラエル、イタリア、ノルウェイ、スペインです。
全体として、いろいろな組み合わせの中で様々なレベルでの新しいつながりができ、
とてもすばらしい会議でした。今後の国際会議でヨーロッパ各国のウィリアムズ症候群協
会と一緒に活動できる事を楽しみにしています。
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(1999年7月)