アン・マックガラーが旧友と再会する
アメリカのウィリアムズ症候群協会(WSA)の会報に掲載されていた記事です。
(2005年11月)
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Anne McGarrah reunites with old friend
"Heart to Heart", October 2005, Page 1
アン・マックガラーは8月にバークシャー・ヒル音楽アカデミー(Berkshire Hills Music Academy:BHMA)で開かれたバンド・ウィークで友だちとの再会を楽しみました。彼女がベルボア・テラスで10年間にわたって行われていたウィリアムズ症候群音楽芸術キャンプ(Williams syndrome music and arts camp at Belvoir Terrace)に1994年と1995年に参加したときに来ていたキャンパー達と会うことができました。
多くのWSAメンバーが、1990年にボストンで開催された全米集会の後にロバート・フィン(Robert Finn)によって書かれた「Different Minds」(訳者注:ウィリアムズノートの資料番号1-1-02参照)のカバーガールだったアンのことを覚えているはずです。これはウィリアムズ症候群を主題として取り上げた最初の作品で、ウィリアムズ症候群やWSAの世間での認知度を向上させることに重要な貢献をしました。その後もウィリアムズ症候群を取り上げたいくつかのテレビ番組に出演し、神経学者であり作家のオリバー・サックス博士(Dr. Oliver Sacks)のインタビューも受けたこともよく覚えていることでしょう。BHMAを訪問している間、彼女はキャンプのときに歌った記憶があるピアノ曲の「Dona Nobis Pacem」を弾きました。バンド・ウィークの主催者であるナンシー・ゴールドバーグ(Nancy Goldberg)や2人のウィリアムズ症候群の音楽家、ゲイリー・スミューリアンとジョアン・コルナッチオ(Gary Smulyan and Joan Cornacchio)と一緒にインタビューを受け、それを録音しました。彼らはアンとの会話にとても感激したので、将来作成するかもしれないアーカイブのために彼女の言葉を記録したいと思いました。バンド・ウィーク最終日のコンサートでアンは、ウィリアムズ症候群の人たちが年をとったときにも、よりよい選択肢を準備しておいてくれるようにウィリアムズ症候群の家族を激励するスピーチを行いました。
アンは2006年の2月に57歳になります。今は様々な健康問題を抱えているので養護老人ホームで暮らしています。彼女は「いろいろな人と話が出来ると元気になるの」と言います。彼女はWSAのメンバーからの訪問や手紙や電話を歓迎するそうです。
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