ウィリアムズ症候群の子供の乳歯に見られる局部的象牙質異形成



Localized dentin dysplasia of primary teeth in children with Williams syndrome

森崎 市治郎, Yasushi Fujimori, 秋山(丸川) 依子, Izumiya(深井) 貴子, 加藤 一生
Pediatric Dental Journal 7(1) 55-59, 1997

本論文は2人のウィリアムズ症候群児から得られた乳犬歯と臼歯の組織学的特徴につ いて述べる。接触型マイクロレントゲン写真によると、象牙質基質切片にX線透過性のく らげ状あるいはカブトガニ状の構造物が見つかった。ヘマトキシリン・エオジン染色され た脱灰切片からは、これらの部位がカルシウム濃度の高い壁でかこまれ、内部が空洞の細 胞状をしていることが判明した。犬歯の髄周象牙質切片からも、X線透過性でエオジン好染 性の象牙細管の散在が認められた。これらの独特の形状を持った象牙質異形成は両患者と もに認められ、この症候群の乳歯に共通に見られる徴候である可能性がある。

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資料番号 3−6−03 と関連する内容です。

(1999年4月)

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