仕事に就いて20年:近況



WSAのニュースレターに掲載されていました。ロバート・シーバーはウィリアムズ症候 群患者です。ロバートの兄は新聞記者で音楽キャンプの記事を書きました。 「音楽が火をともす」を参照してください。

(2000年10月)

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Twenty Years on the Job:A Perspective

by Robert Scheiber
"Heart to Heart" Volume 17 Number 2, June 2000, Page 16


君は高校を卒業し、3年間短大に行き、職業訓練を9ヶ月間受け、就職して20年間勤 めるよと、私が高校2年生の頃にもし誰かから言われても信じられなかったでしょう。

私の出来ないことがとても強調されていたので、そんなことは想像すらできませんで した。しかし、それにもかかわらず、月曜から金曜まで毎日私はスーツを着て仕事に行き ます。地下鉄までバンに乗り、事務所から3ブロック離れた地下鉄の駅で降ります。

アメリカ国会議事堂の丘の下にある合衆国政府印刷局で働いています。仕事としては 事務の補助をしています。私の主な役割は建築設計図をコピー機で複写することです。電 話に出たり、来客の受け付けや、書類整理、局内郵便の配達なども毎日しています。同僚 や上司宛ての郵便物の受取りも私の役目です。

私が働き始めて以来職員数が70%も減るなど大きな変化がありました。以前ほどは忙し くありませんが、仕事があることは喜びです。同僚の中には毎日仕事に行くことに文句を 言う人がいますが、私は神に感謝しています。

何度か病気がひどくなったことがありますが、私の同僚がお見舞いに来てくれたり、 手紙や電話などで元気つけてくれました。印刷局は協力的な組織で、誰かケガをすれば、 別の人が対応します。

私は20年勤続のバッチをもらう予定で、それをとても誇りに思います。



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