学業と自立:エリンの物語に対する思慮深い応答と追記



「娘の自主性:ほんのささいで長いお話」を読んだ母親か らの投稿です。文中のにあるロバート・フィンの記事の日本語訳は 「異なる精神」にあります。

(1999年8月)

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Academics vs. Independence
A Thoughtful Response and Addition to Erin's Story

By Pam Foley
"Heart to Heart" Volume 15 Number 3, December 1998, Page 25

私達は娘のジェイミー(Jamie:13歳でウィリアムズ症候群)の学校における適切なクラ ス決めに関して、危機の真っ只中にいます。1991年6月に発行されたディスカバーマガジ ン(Discover magazine)に掲載されたロバート・フィン(Robert Finn)の記事には、「教師 は混乱しています。ウイリアムス症候群の子供が遅滞児のようなテスト結果を示し、英才 児のように話し、迷惑児のようにふるまい、学習障害児のような機能を示すからです。」と いう記述があります。

エリン(Erin)の成功物語とジェイミーの人生における現時点での私達の「旅路」は、 私達の子どもの成功と自立に役に立つと思います。この引用は、試験や学業という観点だ けからではなく、真に私達の子どもに必要な領域を指摘してくれています。

今日学校におけるジェイミーに適した居場所を捜していくつかの教室を見て歩いてい るとき、学校の職員がジェイミーの学業面における問題点に関してとても心配しているこ とがひしひしと感じられました。しかし、ジェイミーにとっては、精神的感情的な安定と 全体的な幸福感が自立にとって一番大切なポイントであり、その結果、成人としてできる だけ自立し成功するための技能を獲得することができます。学校の職員はこの点を完全に 見落としているように思えました。教育者は学業に重点を置いていますが、幸福感・生活 技能・社会的技能・意志決定能力等を得る事のほうが大切だと、エリンの成功物語を読ん で直感的に感じました。さらに、私達の子どもが精神的感情的に安定で幸せな場合に限り、 学業面の伸びが期待出来ます。

ジェイミーの成績はまだまだ伸びる余地があると信じていますが、人生における挑 戦・幸福感・感情面・社会的技能に関する必要性は学業面よりもっと注目すべきです。ジ ェイミーの自立にはこれが肝心だと信じています。

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