側性の好みと認知：21トリソミー（ダウン症候群）、ウィリアムズ症候群（del7q11.23）、ディジョージ症候群（口蓋心臓顔面症候群、del22q11.2）の患者を対象にした症候群間比較



資料番号3-X-70「知的障害者の側性。I - 21番染色体トリソミーとウィリアムズ症候群の患者は普通に発達した人とは異なっているのか？」、資料番号3-X-75「知的障害者の側性。�U - 21番染色体トリソミーとウィリアムズ症候群の患者における手・足・耳・目の側性」と関連する論文です。

（２０１１年５月）

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Laterality Preference and Cognition: Cross-Syndrome Comparison of Patients with Trisomy 21 (Down), del7q11.23 (Williams-Beuren) and del22q11.2 (DiGeorge or Velo-Cardio-Facial) Syndromes.

Carlier M, Desplanches AG, Philip N, Stefanini S, Vicari S, Volterra V, Deruelle C, Fisch G, Doyen AL, Swillen A.
Laboratoire de Psychologie Cognitive, UMR6146, Universite Aix Marseille 1, CNRS,
3 Place Victor Hugo, Case D, 13331, Marseille Cedex 3, France, michele.carlier@univ-provence.fr.
Behav Genet. 2011 Apr 1. [Epub ahead of print]

3種類の異なる遺伝子疾患（21トリソミー、del7q11.23、del22q11.2）を対象に、側性の異常と知的障害との関係を調べることを目的として実施した手・足・目・耳における側性の好みに関する症候群間比較結果を報告する。これらのグループと正常に発達した人の対照群を比較した。手・足・目・耳における側性は個別課題（item task）を2回行うこととBishopカード到達で計測した。これら3症候群の平均知能指数は次の通りである：21トリソミー＜ウィリアムズ症候群＜ディジョージ症候群。さらに特に両手利き、側性の程度、手と足の一致性に関しては知能指数と同じ順序であることが観察された。認知閾値の存在、そしてその背景にある側性の異常は、知能指数が低いこれらの人々におる認知と側性の関連には同じ原因関連が潜んでいる可能性がある。もちろんこれらの関連性には他の要素が潜んでいる可能性はある。



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