セリアック病



資料番号3-2-393-X-303-X-48も参照してください。

(2013年4月)

−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−=−

Celiac disease.

Radlovic N.
School of Medicine, University of Belgrade, Belgrade, Serbia. n.radlovic@beotel.net
Srp Arh Celok Lek. 2013 Jan-Feb;141(1-2):122-6.

セリアック病は、小麦や大麦、ライ麦に含まれるグルテン(小麦タンパク質)によって誘導される多臓器自己免疫疾患である。多遺伝子素因、高い有病率(1%)、幅広い異質な発現、選択的IgA欠損症・ダウン症候群・ターナー症候群・ウィリアムズ症候群などの自己免疫疾患に合併することが多いなどの特徴がある。この疾患の基礎と診断の重要な兆候は、小腸粘膜の症候性および無症候性の炎症であり、グルテン除去食で改善される。したがって、基本的な治療方は除去食であることから、タイムリーに認知し、適切な治療を行なえば良好な予後を期待できることが特徴である。



目次に戻る