ウィリアムズ症候群の総合検査



2002年の春にウィリアムズ症候群総合検査を受けられた時の経験談を頂きました。

(2004年6月)

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翔也が1歳8ヶ月の時、東京の私立病院(循環器小児科&遺伝科)へ1週間の検査入院しウィリアムズ症候群の総合検査を受けました。数ヵ月後にお聞きした、その検査結果の内容です。

この検査は、「遺伝子情報に基づいた包括的医療のための精密検査ということで、いろんな検査をしてその結果を、治療、予防、患者の保育、教育に役立てることを目的とした入院検査」で、ウィリアムノートの3-1-05(ウィリアムス症候群の包括遺伝子医療)にある内容です。

大動脈弁上&肺動脈狭窄で誕生時より通院している病院の主治医の先生から、こちらのWS研究プロジェクトの依頼がきていることを教えていただき、翔也の将来に起こりうるであろう様々な症状や情報が少しでも判ればと思い、参加することにしました。今回のWS研究プロジェクトには、他に4人の方が私たちとは週違いで入院検査をされました。今までに18人、今回含めると23人の方が検査をされているようです。

血液検査、歯科、眼科、耳鼻咽喉科診察、発達検査、レントゲン検査、整形外科診察、心エコー、ホルター心電図(24H)、個人の音楽教室の先生によるリトミック(心身の調和を目的としたリズムによる音楽の教育法)を中心とした音楽教室でした。

翔也の検査の結果、説明、指導いただいた内容:

<血液検査> <遺伝子> <歯科> <眼科> <耳鼻咽喉科> <発達> <レントゲン&整形外科> <心エコー、ホルター心電図)> <音楽教室>

 総合検査の先生は、音楽を通して楽しく才能を育て、音楽から他のことにも興味を広げていくことで、心も成長していくように、とのお考えをもっておられて、今後音楽教室などに通うこと、母親の私自身が翔也に音楽を教えていくことを(リトミックのこと)すすめていただきました。(WSの生徒さんたちがこの音楽教室に通うようになって、格段と成長されたと聞きました。)

 翔也が1歳になったばかりの頃から通っている療育施設での理学療法の訓練では、いつも大泣きしているのですが、もっと楽しんで喜びながら音楽を使って運動させるようにすることをすすめていただきました。

 その後は、翔也にはつらいと思える理学療法の訓練も医学的根拠に基づき研究されたものだからと信じて続けることにし、楽しみながらのリトミックも始めました。



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