第15回ウィリアムズ症候群専門家会議の予稿集



The proceedings of the 15th professional conference on Williams Syndrome.

Walton JR(1), Martens MA(2), Pober BR(3).
Author information:
(1)Department of Pediatrics, Nationwide Children's Hospital, The Ohio State University, Columbus, Ohio.
(2)Department of Psychology, The Ohio State University-Newark, Newark, Ohio.
(3)Department of Pediatrics, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School, Boston.
Am J Med Genet A. 2017 Mar 29. doi: 10.1002/ajmg.a.38156. [Epub ahead of print]

ウィリアムズ症候群は隣接遺伝子欠失疾患であり、第7染色体(7q11.23)からおよそ26-28個の遺伝子が欠失することが原因である。ウィリアムズ症候群患者は医学面、発達面、行動面に複雑な特徴を有しており、集学的かつ学際的な協力が必要となる。ウィリアムズ症候群患者に対する同定・評価・モニターを詳細に記述したガイドラインは、特に彼らの管理を第一線で担っている一次ケア提供者向けた場合に明確さが必要である。この報告は2016年にオハイオ州コロンバスで開催されたウィリアムズ症候群専門家会議の予稿集を要約した。プレゼンテーションは一次ケア提供者と領域専門家に直接向けられており、ウィリアムズ症候群によく見られる医学的あるいは行動的な特徴に対処するための根拠に基づく実践に焦点をあてている。この報告には、高血圧の治療を行なった3症例について議論した循環器専門医のパネル討論や循環器系以外の手術に対する麻酔の使用法などの知見も含まれている。この報告には各方面の専門家のプレゼンテーションも収録されているが、そこには様々な医学的、行動的なトピックスが含まれると同時に、ウィリアムズ症候群患者の管理に関する最新情報も含まれている。以下の地ピックスについて議論が行われた:7q11.23領域の欠失と重複の表現型の差異、成長パラメーター、内分泌面の懸念、睡眠障害、監視すべき行動、薬理学的選択肢、ウィリアムズ症候群患者の神経発達プロフィール、ウィリアムズ症候群患者が成人に移行する際の医学面・行動面の懸念点を監視することの重要性など。

(略)

症例1 症例1に関する合意点
症例1に関するさらなる論点と未解決の問題

(略)

症例2 症例2に関する合意点
症例2に関するさらなる論点と未解決の問題
(略)

症例3 症例3に関する合意点
症例3に関するさらなる論点と未解決の問題

(略)

8.2 ウィリアムズ症候群の成長 8.3 ウィリアムズ症候群:内分泌の展望 8.3.1 特発性の高カルシウム血症/高カルシウム尿症 8.3.2 成長に関する懸念 8.3.3 早い思春期 8.3.4 甲状腺機能異常 8.3.5 糖代謝異常 8.4 ウィリアムズ症候群における睡眠障害 8.5 ウィリアムズ症候群患者における行動障害/徴候の精神薬理学的概要 8.6 ウィリアムズ症候群の子どもの神経発達プロフィール 8.7 ウィリアムズ症候群の成人:医学的問題点と成人期の移行に関する全体像 8.7.1 内分泌の障害 8.7.2 胃腸と体重の問題 8.7.3 行動と感情の問題 8.7.4 移行 (2017年4月作成、7月追記、8月追記、9月追記)



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