ウィリアムズ症候群



Williams syndrome

Colleen A Morris, MD, FACMG
Professor and Director of Clinical Genetics, Department of Pediatrics (Genetics Division) University of Nevada School of Medicine Las Vegas, Nevada cmorris@medicine.nevada.edu
Initial Posting: April 9, 1999; Last Update: March 23, 2017.


国立生物工学情報センター(National Center for Biotechnology Information)のホームページに掲載されています。

(2017年5月変更)

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●まとめ: ●診断: ●臨床特徴 遺伝子型−表現型の関連

WBSCRの7q11.23反復性欠失は、1.55メガ塩基(Mb)(ウィリアムズ症候群患者の90%-95%)か1.84Mb(ウィリアムズ症候群患者の5%-10%)で構成されている(Bayes et al 2003Palacios-Verdu et al 2015)。

WBSCRの欠失の由来は父親・母親両方である(Ewart et al 1993a,Dutly & Schinzel 1996, Urban et al 1996)。表現型は、ある系においてはどちらの親から由来したかに無関係で差異はない(Wu et al 1998)が、別の系のWBSCR欠失においては小頭症は母親由来のWBSCR欠失と関連がある(Del Campo et al 2006)。

浸透率

浸透率は100%である。表現型の特徴には変動がある。

命名

ウィリアムズ症候群の最初の記述は不完全であり、患者の主要な愁訴あるいは観察者の医学専門性を反映しただけあった。この結果、腎臓専門医と内分泌専門医は特発性乳児高カルシウム血症(idiopathic infantile hypercalcemia (IHC))として報告し、循環器専門医は大動脈弁上狭窄症候群(SASS)と報告した。

初期の報告には、伝説上の妖精に似ていると考えられた異形顔貌特徴が記述され、一時は、ウィリアムズ妖精様顔貌症候群(Williams elfin facies syndrome)という用語が用いられた。

ウィリアムズら(Williams et al [1961])やビューレンら(Beuren et al [1962])の報告以降、この病状はアメリカではウィリアムズ症候群と呼ばれ、ヨーロッパではウィリアムズ−ビューレン症候群と呼ばれる。

有病率

ノルウェイの研究では有病率は1:7500と報告されている(Stromme et al 2002)。

●遺伝子的に関連する(対立遺伝子の)疾患 ●その他の異なる診断 ●管理: ●遺伝カウンセリング ● 情報源

● 分子遺伝学 (2014年3月作成)(2017年5月改定)



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